食香バラに恋して
2011年に、山東省平陰県の「バラの谷」と出会い、その素晴らしい香りに魅せられ、マジェンタ色のこのバラとその文化を日本の人たちに紹介するために「東方の花」、ラテン語でフロスオリエンタリウムという会社を作りました。
バラを観て、育てて、飾る楽しみ方から、食などの生活の中で楽しむバラとしての食香バラの提案です。
早朝摘み取られたメイグイ | 東洋のバラの谷 平陰バラ鎮 |
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11)お知らせ
群馬県中之条町にある中之条ガーデンズにて200本の食香バラが植えられました。12万平方メートルの敷地内に色とりどりの植物が植えてある農業公園です。
園内にはエリアごとに分かれて、その中の一つに食香バラのエリアがあります。
来年には1,000本の苗が植えられる予定です。
また、来年からバラの香る中での花摘み体験やそのバラを使っての醤(ジャン)作りなども予定しています。ご期待ください。
園内にはそのほかにも、園芸種を集めたローズガーデンや陶芸や草木染の体験施設やハーブ館、レストラン売店などの施設があります。
10)南国酒家主催「第3回映画とお酒と南国酒家」がバラをテーマにおこなわれました。
そこの料理に食香ばらが使われ、中国のバラ「メイグイ」の話をパワーポイントを使って話をしてきました。
9)5月2日から6日迄山東省平陰県行われた「2018中国玫瑰産製品博覧会・国際玫主産地区合同会議」に3名の各分野の先生方と招聘され、会議の場で「日本での平陰玫瑰の紹介とその方法」について発表して来ました。
CCTVのインタビューを受けてお話ししたり
また、新華社新聞、山東新聞などでも取り上げられました。
8)今回の訪問では、平陰メイクイの交配親のひとつが判明しました。
それは、中国名で山刺玫と言われる、カラフトイバラ Rosa davurica(ローザ ダブリカ)でした。日本ではヤマハマナスとも言われ、東アジアの北部からアラスカ等寒地に生える野生のバラです。日本では寒冷期に南下して、氷河の後退に伴い中部の山岳地帯に稀に残存しています。
長野県根子岳に生えていたこのバラは、香りがよく、茎が赤く花弁を食べると食味がよかったのでした。
このバラを見たときに、直感的に中国の食香バラとの類異性をかんじとっていました。
今回、中国平陰バラ研究所を訪問した時に、交配親の一つとして紹介されたのが下のバラです。
それは、中国のカラフトイバラRosa davuricaでした。
植物は、同じ種であっても個体差があり形質はまちまちなのです。食香バラの親になったカラフトイバラは。花が大きく、丸弁で血筋のしっかりした優良系でした。
その花は、肉厚で甘みがあり後味のすばらしい食味でした。 その遺伝子が食香バラに受け継がれているのだと思います。
7)食香バラの盆栽
バラは、どれも、当年に延びた枝の先端に花を咲かせる新梢咲きです。この性質を利用して冬に根元付近で切り詰めると株元から不定芽をだし花を咲かせます。写真は、3年以上経過食香バラ豊華を株元できり戻すして花を咲かせたものです。盆栽風ですが、仕立て方によっては、良い鉢植えギフトになりそうです。
6)5月にバラの谷へのツアーを計画しております。
中国のバラ郷・平陰バラ、世界遺産・泰山と孔子ゆかりの阜曲を訪ねて
お問い合わせお待ちしております。
詳しくは↓
5)食香バラを扱うローズセミナー開催致します。
詳しくは↓
http://aromalab.co.jp/pdf/20170909.pdf
4)夏、秋の育て方、更新しました。
3)2017年 食香花弁 残留農薬分析報告
今年も、農民連食品分析センターにおいて、272項目の残留農薬分析を行いました。結果、無事残留農薬の検出がありませんでしたので報告いたします。
2) オオタカネバラ見学
食香バラのDNAに関係すると言われている、オオタカネバラを福島県南会津下郷町にある中山風穴(天然記念物)の自生地見に行ってきました。ちょうど開花全盛期で、植物園で観るのとは違う感動がありました。ハマナスとは違う楚々とした風情です。
タカネバラの近縁種で一回りタカネバラより大きく、小葉の先が尖るが、タカネバラは小葉の先は丸い。別名オオタカネイバラ。 日本では北海道と本州中・北部の高山帯、亜高山帯や冷気が吹き出す風穴地に生育する。アジアでは、樺太、朝鮮北部、中国東北部、シベリア、カムチャツカに分布。 |
1)中国訪問
2017年6月12日~17日バラ鎮に行ってきました。
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今年も例年並みの収穫がありました。伺ったときは、既に収穫はひと段落で、わずかに残り花が咲いていましたが、山の上のバラ農家のバラ園には油桃やアンズの果樹と一緒に咲いていました。白い食香バラも夕日も幻想的です。 |